「サッカースクールに行きたくない!」と子どもがグズったらするべきたった一つのこと。

サッカースクールに限らず、子どもが習い事に行きたくない!と言い出すことは稀ではないかと思います。

私のスクールでもよくある話です。まあ子どもにも体調があり、好調と不調の波がありますので、時には家を出るのが億劫になることもあるでしょう。

そんなときにするべきたったひとつの行動とは何か?

やってはいけないこと。

×1、無理やり連れて行く。

まあこれは分かりやすいですが、子ども意見を無視し、無理やり連れて行くというのはオススメしません。

子どもは自分の意見が通らないと思うと余計に心を閉ざしてしまいかねません。
そうなると、元々やりたかったはずのものも主体的に自分からやりたいと思えなくなってしまう恐れがあります。

そうすると、ほとんど何も身につきません。

×2、説得し、強引に行く方向に話を持っていこうとする。

これは結構やっている人もいるのかもしれません。説得して納得するのだからいいんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これもあまりオススメできません。

なぜなら、子どもは親の願いや願望を鋭く読み取るからです。

つまり、親がこう思っているから、それに合わせよう。と考える子もいるのです。従順に親の言うことを全て聞く子は逆にこのケースが行き過ぎた場合もあります。

つまり、親の願いや思いを気にし過ぎて親の顔色ばかり伺ってしまうのです。
そうすると、自分の意思はどこかに隠れてしまい、後々好きにしてもいい年頃になったときに判断基準を失い、どうすればいいのかわからなくなってしまうこともあります。

なので、説得すると言うことは親は行って欲しいんだ、と思ってしまい、本心とは裏腹に納得したふりをする(子どもにとっては親の期待に沿うことは嬉しいと感じる子が多いので、本心からそうしたと思う子もいる)ことになりかねません。

×3、「お金の話」をする。

いくらかかってると思っているの!と感じる保護者の方がいるのは解ります。

習い事というのはどれも大体は決して安い金額ではありませんからね。

しかし、お金がどれだけかかっているから行きなさい、という話も子どもの意思を無視してしまっています。

なので、これを続けてしまうと、子どもは自分の意見を持つことを諦めてしまいかねません。

×4、「じゃあ辞めなさい」と言う。

これは上に記したようにお金の話ともつながりますが、たまに行きたくないと行ったぐらいで意欲がないと判断することは時期尚早だと思います。

あの久保くんですらFC東京のユースの練習に行きたくなかったときがあったと言っていましたよね。

誰だって才能を問わず、行きたくないって思うときはあるんです。

男の子は女の子と違って生理がないですが、精神的にはある程度のバイオリズムがあります。

私も意欲の上がり下がりを一時期メモしていた時に約1ヶ月の周期で上がり下がりがあることに気づきました。

ですので、子どもといえども、気持ちの上がり下がりはあるので、それの度に好きなことを辞めてしまいなさい、というのは暴論かなと思います。

(明らかに毎週毎週ずっと休みたいと言い出したら話は別です)

やるべきたった一つのこと

気持ちをを受け止めてあげること

これが答えです。子どもとはいえ、様々な要因から決断をしています。
本人も無意識の内に、たくさんのことを見てそして考慮しています。

今ポンッ!と思いついたことでも何にもないところから考えているのではなく、今までに見た膨大な記憶の中から高度に編集されて考えています。(子どもは無自覚)

なので、なんだか急に思いついたことにもそれなりの理由があるんです。

それをまずは受け止めてあげることです。

具体的な返答例

「そうなんだね。今日は行きたくないんだね。」

といった具合です。他にも足が痛い!とか言い出せば
「そっか、足が痛いんだね。」とまずは返してあげればいです。

そしてそれらの後に「じゃあ今日はどうしたい?」と、聞きます。
そしたら休みたいとか、そうではないとか言ったらまたそれを基本的におうむ返しをして気持ちを受け止めてあげます。

本心でなくても構いません。

こんなこと言えない!お金のことが気になっちゃう!振替えがめんどくさい!とかあるかと思います。それはそれでいいんです。しかし、それを押し付けるのではなく

繰り返しになりますが、まずはオウム返しで気持ちを受け止めます。

これが子どもにとっては安心感につながります。

安心して自分の意見が認められる環境に身を置いていると子どもたちはどんどんとチャレンジしていきます。
そして、チャレンジした先で失敗したとしてもまた家に帰れば自分を受け入れてくれる存在がいる。そこで、失敗したことを責められるのではなく、自分のやりたかったことや思いを受け入れてもらえる

そうすると、じゃあ「次はこんな風に頑張ろう」と思える力になるんです。

だから、お金のことも、振替のことも、他の子どものことも、ママ友のことも、色々気になることもあるかと思いますが、

子どもの気持ちを受け止める。と言うことが最速で子どもが成長していく道であり、子どもがグズったらやるべきたった一つのことである、と私は思っています。

他にも子どもが高いモチベーションを保ち続ける方法も紹介しています。ぜひお試しあれ。

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