コーチングって何?

ん?いきなりちょっと意味不明な文章ですみません。サラです。
さて、今回はコーチングの初歩の初歩の話をします。
よくコーチングとは「相手の良いところを引き出すこと」とか「ティーチングとは違う」とか言うてますね。
それはそうなのですが、少し表面的です。
今日は私がさらに根本的なことをお話します。
コーチングとは目標を達成した状態のその人と接するように振舞うこと。

これはどういうことか。例を挙げます。
例えばクリスティアーノロナウドを超えたい!という目標を掲げる少年がいたとします。
その少年が毎日テレビの前に張り付いた状態でゲームばっかりしているとします。
さて、ここであなたはどのように接するでしょうか?
あるあるなのは…
・もう!いつまでゲームしてるの!そんなんでクリロナになれると思ってるの?!
・早く練習して来なさい!
・何も言わない。(でもイライラする)
とかですかね。
ハッキリ言いますと、これ全て違います。
ここで考えてほしいこと。
相手がクリロナの少年期ならなんと言うか?

ということを考えるのです。相手はまさにクリロナだと思います。
そうすると、少し分かりやすいかと思います。クリロナは後に
レアル・マドリードで364得点
公式戦6シーズン連続50得点
リーガエスパニョーラ6シーズン連続30得点(史上初)
バロンドール5度受賞
などの快挙を成し遂げます。
そんな選手になる子がテレビの前でゲームざんまい?想像できませんよね。
でも実際にそうしていたら?来る日も来る日もゲームばっかり。
ちょっと休憩かしらと思ってみていたら、あれ、今日はチームの練習以外でボール触った?なんて日が3日、4日、一週間と続けば、さすがにちょっと待てと思いますよね。
君らしくないじゃないか。

これがキーワードです。天下のクリロナが一週間ボールを触らないなんてありえない。
そんな時には私はこんな言葉をかけます。
「君はバロンドールを5度も受賞するんだよね。文句なしの世界一のプレーヤーだ。あのメッシと肩を並べるほどだ。そんなプレーヤーがこんなにもゲームをし続けるなんて、君らしくないじゃないか。君は世界一のプレーヤーになるんだよ。」
こんなニュアンスです。一言一句は相手と自分との関係によりますが。
目標が達成してる相手に話しかけるように。

これが重要なポイントです。
早くサッカーの練習しないの?というのは未来を見据えてはいますが、現状のその子にフォーカスしてしまっています。
なので、この子が(現状)→プロになる(不確かな未来)という時間軸です。
私が言ってるのはこの子は(現状)←プロになっている(確実な未来)という時間軸です。
なれるかどうかわからない、のではなく、「なっている状態」から考えます。
そうすると、「君らしくないじゃない」という言葉が心から出てくるのかなと思います。
あとは「君は10年後に達成してるんだよ。」とか。
(「きみならできるよ」「頑張れ」じゃなく)
どうしても現状が見えてしまうのでわかりますが、なっている状態から考えると、引き算でけっこう分かりやすかったりします。
細かいどういう言葉を使うかということは、また別のところでたくさん書いていきたいと思います。