コーチングに適した声の大きさとは?

コーチングをする際に、声を大きく張った方がいいことがある。

それはどんな時かといえば単純で、やる気を出させたい時だ。

その理由を解説していく。

声は音波であり、波動である。
実際に相手の肌に振動が届く。

そうするとどうなるのか。

共鳴するんです。これが不思議なのですが、おそらく科学でも証明されてきてはいると思いますがちょっとリサーチ中です。また見つけたら書きます。

例えばわかりやすい例で言うと「悪友は貧乏神」です。
周りにタバコやドラッグをやっている友達に囲まれていると当然それらに手を染める確率は高くなります。

また、他の例で言うと、お金持ちの子どもはお金持ちになる確率は高いですよね。
先日のさんま御殿という番組だったと思いますが、とあるアナウンサーが貧しい暮らしをしている人に対して「何故そんな貧しい生活をするんだろう?」といった感じの言葉を発していて、周りの人から批判されまくっていましたが。

お金の稼ぎ方を知っている人からすれば、お金を稼ぐことは至極簡単なことなのです。
親が例えば日常的に株の売買やFXのトレードの話をしていて、失敗や成功の苦労話を食卓でいていればそれだけでセンスは磨かれていきます。

そして、いざ大人になってゲーム感覚でバイトのお金を株やFXに投資したら簡単に稼げた…という話は想像に難しくない話です。

他にもメッシの子どもは幼いながらも非常に卓越した戦術眼を持っていて、先日メッシと試合観戦をした際に、息子がする質問の鋭さにメッシが驚いたと話していました。

「天才メッシが息子のサッカー理解度に驚愕『シンプルで的確な良い質問をしてくる』
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?259084-259084-fl

思考は血を超えて遺伝する。

メッシの場合は血統の遺伝だが、思考のプロセスは長く時間を共にすると似てくる。
つまり、血が繋がっていなくてもその人の考えに触れる機会が多ければ同じような考え方になっていくんです。

コーチの熱意は選手に伝染する。

つまり、コーチの考え、熱量は選手に伝わるのだ。これが私が声が大きい方がいいと思う理由だ。

声を大にして言えることは本当に自信を持っていることだけ。

声を大きくする理由の一つとして、声を大きくできることは自分でもある程度自信のあることだからです。迷っていることは瞬発的に大きな声で言うことはできません。

強く信じていること→大きな声で伝えられる→相手に伝わりやすい→相手が変わりやすい

という感じです。
自信のある指揮官の元では選手たちは安心してプレーすることができます。
戦術、考え方が合っているかどうかということよりも、一つのことを信じて頑張り抜く、ということはジュニアサッカーの中では非常に大切なことです。

一人のコーチに教わり続ける時間は長くても数年まで。
その後は次のカテゴリーのコーチに変わる。

なので、戦術や個人技術がある程度は荒削りでも、ハートがある選手はいざという時に必ず重宝されます。

試合の勝敗を決めるのは技術のある選手、身体能力の高い選手ではなく、自分の力を信じ、むちゃくちゃ頑張ることのできる選手です。(少し荒っぽい表現ですが)

ジュニアサッカー、少年サッカーで身につけるべき(特に日本人)は、この「自分を信じて果敢に戦っていける」精神です。

それを身につけるには?

もちろん、コーチ自身は「自分の力を信じて戦っている」人間でなければいけません。

もう一度。熱意は伝染するんです。

だから、声を大きくしないといけないんです。
コーチ自信が自分のやり方に自信と誇りを持って、それで戦っていく気概を見せなければいけないんです。多少間違っていてもいいんです。

頑張れる選手は後で伸びるが、上手いだけの選手は天狗になり、すぐに頭打ちになる。

日本の少年サッカーにおけるもっとも必要なスキルはメンタルです。
日本人は真面目ですので、戦術、技術はある程度後からでも身につきます。もちろん良いコーチは探さなくてはいけませんが。

まとめ:コーチが大声を出すのは選手の自信を育むため。

大声を出すことは簡単なことですが、意外な効用も詰まっているんです。
私がなんの根拠も無しに、ただただ大声さえ出していればいい!と言っている訳ではないので。
戦術的な部分、技術、フィジカルが大事なのは言うまでもありませんよ。

ただ、もはや世界一練習が上手い日本人が目指すべきは技術の最高峰ではなく、サッカーの最高峰です。

そのために必要なメンタルを身につけるために頑張って勉強して、大声で、しっかりと伝えていきましょう!

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